2018ねん恋の魔法とおまじないカレンダー

場面設定 ーーーーーーーーー 

 昔、ハートの国という世界がありました。
 内戦や侵略で滅び去ったその国で、壊滅の前夜。
 運命的に出会い、一生懸命恋をして、そして生と死のはざまに引き裂かれた恋人たちがいました。

 恋人たちは強く強く願いました。

 ハートの国の復活と平和、もう一度愛する人と出会い、こんどこそ大切な人との愛を守り抜くことを」

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舞台設定 ーーーーーーーーー 

 1月

 ネルルの見る夢。

 魔王の貸してくれた夢魔の薬で、ハートの国の夢を見ましょう。
 私のパパとママにも会えるかな?

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舞台設定 ーーーーーーーーー 

ハートの国の、女だけのアマゾネスの部族と隣り合った地に住む、はるか昔に天界から移り住んだといわれる天人族は仲が悪く、それぞれの部族のカノンとシヴァも幼馴染なのに、お互いをライバル視して喧嘩ばかりで。

今日も、
「私の勝ちね」
「油断したら俺の武器が先にお前に致命傷をあたえるぜ」

争いの果て、お互いの武器が喉元と胸に・・

シヴァをのぞきこむカノンの空より蒼い目が揺れる。
シヴァはいつまでも変わらない。
私を女としてなど絶対に見ない。

天人族の女と結婚して子供を産み育てていくのだろう。

憎くて愛しい幼馴染とは今日でお別れ。
自分は女王様付きの騎士に選ばれたのだ。

シヴァには黙っていこうと思う。
もう二度と会わない。
切ない恋とはお別れだ。

明日には城で、女王のナイトの右腕の戦士に選ばれたシヴァと再会するとは、その時のカノンは知らなかった。

今日よりもっと悲しい別れが二人に訪れることも遠い未来の再会も、この時のカノンは知らなかった。

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舞台設定 ーーーーーーーーー 

物語り「いつか花の国へ連れていって」

花の国の第二皇子の僕は、ハートの国へ人質として預けられ、心を閉ざしていていた。
側付きのメイドの君にも冷たくしていたのに、そんな僕を秘密の花畑に連れて行ってくれたね。

「私、花が大好きなんだ。いつか花の国へ連れていって」

微笑んだ君は、ずっと僕の心の中で鮮やかに輝く。

「いつか花の国へ連れていって」

約束を守れなくてごめんね。

永遠に、僕の心はあの花畑で微笑む君のそばにいる。

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